貧乏人のグルメ&時事ネタ日記

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イデオロギーを超えて

安保法案が来週、参議院で採決と報じられています。

賛成派、反対派双方が、一向に歩み寄る気配がないのを危惧しています。

マスコミや識者と言われる大学の先生たちも、煽るばかりの様相です。

以前にも、このブログで書きましたが、自己主張をすると云う事は、
一方で、相手の自己主張を受け入れる事です。

自分中心に世界は回っている訳ではないので、
ある時は主張し、ある時は受け入れる真摯な姿勢が肝要です。

そこで今日は、歩み寄りの助けとして、安全保障について学問で分かっている事と、
政治で判断する事を分けて考えてみます。

左派の人たちは、戦略上、戦争法案などと言っていますが、
与党や右派の人たちの中でも戦争をしたい人はごく少数の限られた人たちだけでしょう。

つまり、多くの人が平和を願っているのですが、問題はその方法論です。

どうすれば戦争が起きないか、と云う事は、国際政治・関係論で研究されています。

古くは、「カントの三角形」、
その流れを汲んだ現コロンビア大教授マイケル・ドイル教授の「民主的平和論」、
そして、ブルース・ラセットとジョン・オニールが2001年に出版した 「Triangulating Peace」が、
現在では法則となっています。

それには、
1)同盟関係をもつことで、40%戦争のリスクが減らせる。
2)相対的な軍事力が一定割合(標準偏差分、以下同じ)増すことで36%リスク減。
3)民主主義の程度が一定割合増すことで33%減。
4)経済的依存関係が一定割合増加することで43%減。
5)国際的組織加入が一定割合増加することで24%減。
とあります。

平和の実現を、これに沿って考えると頭の中が整理できます。

集団的自衛権については、(1)の同盟関係に欠かせないので、戦争リスク減になります。

今、政府と野党の議論が噛み合わないのは、以下の事によります。

野党が言うように有事が起きれば、自衛隊が戦争に巻き込まれる場面は増えるでしょう。

しかし、政府が言っているのは、そもそも抑止力によって有事が起きる回数が減るのだから、
全体として自衛隊が戦争に巻き込まれる事は減ると言っているのです。

過去の戦争データを基にして、数字をあげて議論すれば歩み寄れるのではないでしょうか。

上記により、集団的自衛権による同盟関係は、戦争のリスクを40%減らすと云う事が、
学問上、分かっているので、もし反対ならば、先ずはこの論文を論破する必要があるでしょう。

今、議論しなければならないのは、この学問的事実を踏まえた上で、
40%減が50%になるような施策についてでしょう。

ここからが、政治の出番です。

学問で分かっている事をベースに、そこから先を考えるのが政治の役割でしょう。

一方で、(1)と(2)の軍事的なリアリズムだけではリスク減は不十分なので、
リベラルの人たちが主張している(3)~(5)についても、
今後、別の場面で、議論していく必要があるのは、もちろんです。

最後に、違憲問題については、現状では水掛け論になっていて、
どのように決着がついても禍根を残すでしょう。

ここは、リベラルの人たちが東アジアの領土問題でよく主張している「棚上げ論」を用いて、
判断は最終的に最高裁に仰ぐとするのが現実的です。

現実的と言えば、本日、参議院で採決された改正派遣法に於いては、
当初民主党は激しく反対していましたが、戦略を変えて、
異例とも言える約40項目もの付帯決議を押し込み、自公もそれを呑みました。

お互い歩み寄る、良い例だと思います。

今の安保法制の議論を聞いていると、お互いが一歩も引かず、
双方が10対0の解決を望んでいます。

民主党政権の時は、右派によるヘイトスピーチが盛んになり、
現在は、安倍さん個人への誹謗中傷が識者と言われる方達からも平気で聞こえてきます。

お互い、イデオロギー論を超えて、学問や数字を基に冷静に議論できないものでしょうか。

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Author:TartarSteak
お金はないけど食べることが大好きな
55歳のおじさんです。
お陰様で生活習慣病予備軍で
3ヶ月に1度の血液検査は欠かせません。
イタリア料理と日本料理?いや、そんな立派なものではなく、イタ飯と和食が特に好きです。

マクロ経済は、リフレ政策を支持しています。

最近は、新しく始めた趣味の写真の記事が多くなっています。

写真は愛用のメガネ、哀川翔モデルです。

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